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手記「アフガニスタン復興支援」

2012.05.09

アフガニスタンは今~進む人道復興支援~

【手記】アフガニスタン全土には1000万個とも推定される大量の対人地雷が埋設され、人々の生活を脅かしている。この”悪魔の兵器”の除去は、政治の安定、経済・社会の復興・開発の前提となる最重要の課題であり、党としても、私個人としても、特に力を入れている支援分野だ。現地で触れた支援状況を報告する。

2004年8月26日早朝、未舗装の悪路をぬって、カブール西郊の職業訓練施設を訪れた。ここはDDR(武装解除、動員解除、社会復帰)で除隊した軍閥の兵士を、地雷除去要員として訓練している。

訓練は実際の地雷原で行われ、危険を伴うため、作業は涼しい午前のみだ。作業員が金属探知機を地面に這わせ銃剣で地面をゆっくりと突き刺していた。私自身も実際に体験してみたが、金属探知機に反応するものを丁寧に掘り出してみると、ほとんどが小さな金属片。作業員の一人は、「地雷そのものを掘り当てるのは相当な時間と根気を要する」と嘆いていた。地雷原の付近には、黒いテントが張られ、中には簡易ベッドと白衣の医療隊員が待機しており 、重症の場合はヘリで運ぶという。


地雷除去訓練中の事故に備え、医療隊員が待機しているテント。


地雷探知機による除去訓練に参加する。


銃剣で地面をゆっくりと突き刺し地雷を確認する作業。