八丈小島視察写真記録
2019.02.21
八丈小島視察写真記録
~小島のヤギを救え~
八丈島の西4キロメートルに浮かぶ小島。その名も「八丈小島」。八丈島で漁業被害が報告されていたが、原因はこの八丈小島にあった。
八丈小島は1969年に過疎化に耐えかねた島民が離島して以来、無人島になった。その際、残された家畜のヤギ10頭ほどが野生化して約800頭にまでに繁殖した。繁殖したヤギは「ハマユウ」などの植物を食べ尽くし、至る所で地表がむき出しになり、もろくなった土砂が崩れて海に流れ込み、沿岸の伊勢エビやトコブシの漁場があれて漁獲量が減少するなどの環境問題と漁業問題を引き起こしたのだ。
漁業被害の相談を受けた山口なつおは、現地を視察し、野生化したヤギの捕獲対策費用を予算化するなど、党一体でこの問題に取り組んで来た。現在では、約260頭のヤギが捕獲され、八丈小島の生態系は回復しつつある。視察から、捕獲され飼育されているヤギの様子までを写真でご紹介します。
八丈島から望む八丈小島
急斜面の崖に生える草も食べてしまうヤギ
被害を受けている地元漁民から要望を聞く
崖をよじ登る親子のヤギ
八丈小島へ向かう船上にて
ヤギによる補食土壌がむき出しになった斜面
まずは海上から視察する
ヤギを生捕りにして船着場へ下ろすケーブルワイヤー
天候が悪く船が揺れたが無事に八丈小島へと到着
山の中腹から港まで伸びるケーブルワイヤー
小島上陸にあたっての注意事項の説明を受ける
八丈島に建設が始まったヤギの飼育施設
ヤギの捕獲現場へ向かう
飼育施設には250頭ほどのヤギが飼育されている
捕獲罠に注意を促す看板
飼育施設で遊ぶヤギ達