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ブログ「本音でズバッと」

北京冬季五輪 日本人選手の活躍に感謝

2022.02.24

北京冬季五輪が20日閉幕した。政治色が注目された大会だったが、日本選手団は奮闘し、過去最多の金メダル3個を含む18個のメダルを獲得した。

中でも、スピードスケート女子1000メートルで金メダルを獲得した高木美帆選手の戦いぶりは印象深かった。得意の1500メートルで、2大会連続の金メダルを目指したが、惜しくも銀メダル。続く500メートルでも銀メダル。さらに、女子団体パシュートでは、金メダル目前のトラブルで銀メダルに終わった。

その悔しさを最後の1000メートルにぶつけ、五輪新記録を出した執念の勝利は見事だった。前回と合わせ、冬季五輪の金字塔を打ち立てた。

スノーボード男子ハーフパイプで、大技の「トリプルコーク1440」を見事に成功させて金メダルを取った平野歩夢選手も、若者の夢を膨らませてくれた。

健闘したのはカーリング女子である。予選総当たりでは、最後の試合に敗れて、準決勝進出をあきらめかけたが、競り合うチームの脱落で辛くも生き残った。一進一退の手に汗握るゲーム展開を、持ち前の明るさと粘りで優勝候補のスイスを下して決勝に。惜しくも銀メダルだったが、大会最終日まで希望をつないだチーム力は爽やかだった。

有終の美を飾ったフィギュアスケート男子の羽生結弦選手をはじめ、果敢に自己の限界に挑む日本人選手たちの活躍に、感謝の拍手を送りたい。

北京五輪の後半17日の会見で、松野博一官房長官は「去年12月、中国当局から上海の日本総領事館に対し、50代の日本人男性1人が中国の国内法違反で拘束された旨通報があった」と述べ、早期解放を求めた。

また、同長官は、2015年にスパイ行為に関わったとして、懲役12年の刑で服役中だった北海道出身の70代邦人男性について、「今月7日、中国当局より北京の大使館に、病気のため北京市内の病院で死亡した旨通報があった」と公表した。

いずれの件も経緯は不明である。北京五輪は終了したが、中国の「不透明な人権状況」に自由主義諸国の懸念は尽きない。

ウクライナ情勢緊迫 ギリギリの外交的努力を

ウクライナ情勢が緊迫している。ロシアはウクライナへのNATO(北大西洋条約機構)不拡大を保証するよう要求し、米国をはじめとするNATO諸国は、これを拒否し、ロシアのウクライナへの軍事侵攻をやめるよう主張して緊張が高まっている。

この間、さまざまなチャンネルでロシアとの対話が続けられ、岸田文雄首相もウラジミール・プーチン大統領と17日、電話会談を行い、外交的解決を訴えた。

ロシアはウクライナ侵攻の意思も計画もないと否定するが、国境付近に集結した最大19万人といわれる兵力に撤収の気配はみられない。米国のジョー・バイデン大統領は18日、ロシアの侵攻について「今後数日中に起こると思う」と述べ、強い警戒感を示したが、21日、フランスのエマニュエル・マクロン大統領の提案で、米露首脳会談を行うことで原則合意した。

G7(先進7カ国)が結束し、緊張緩和に向けたギリギリの外交的努力を重ねるべきである。

(公明党代表)

【2022年2月23日(22日発行)付 夕刊フジ掲載】